The Who are
Roger Daltrey (Vo.)
Pete Townshend (Gt. Vo.)
John Entwistle (Bass)
Keith Moon (Drums)
2008年、単独で初来日したThe Who。これは絶対見逃してはなるものかと日本武道館の公演を見に行った。オリジナルメンバーはRoger DaltreyとPete Townshendの2人になってしまったが、Ringo Starrの息子、Zak Starkeyをドラムに、そしてベースにPino Palladinoを迎えてのライヴは強烈だった!!!数々の名曲のイントロが鳴るたびに日本武道館に「ワーーーーー!」でもなく「キャーーーーー!」でもない、「ゴォーーーーーーーーッ!!!!!」というすさまじい歓声が起き、その歓声にあおられてさらに鳥肌が立ったのは忘れられない。
そんな狂熱のライヴ終了後、ミーハーなファン心もまだまだあって、The WhoのTシャツを購入。そのTシャツに書かれていた「Maximum R&B」の文字。そういえば、The WhoのTシャツやポスターにはこの言葉がよく書かれている。MaximumなRhythm & Bluesって一体どんな音楽なんだろう?そんなとき思い出したのがLittle Richardの「Rock'n'RollはアップテンポなRhythm & Blues!」と言う言葉。なにか共通点があるように思えて仕方がない、、、。
そんなことを思いながらThe Whoのファーストアルバム「My Generation」をひさびさに聴いてみた。高校生の頃に初めて聴いたThe Whoは忘れもしないこのアルバムだ!!!
-My Generation-
タイトル曲の「My Generation」や「The Kids Are Alright」が収録されているのもあって、本当によく聴いたアルバム。そしてなによりもいま聴くと「Maximum Rhythm & Blues」という言葉が本当にピッタリとマッチしている!!!
Rock'n'Rollと言ってしまうとそれまでなんだが、そう簡単には言わせない何かをものすごく感じるアルバムだ!!!
-A Quick One-
リズム・アンド・ブルースとロックンロールの旅はまだまだ続く。
2008年、来日に合わせて「Amazing Journey」というドキュメンタリー映画が日本でも公開され、その映画がDVDで発売されるという(当時)。The Whoのことをもっと知りたいという人は是非見てみて欲しい。
-Amazing Journey-
未発表映像や、現在のインタヴューなど、超盛りだくさんな内容!
必見!!!
初掲載:2009.03.06.
加筆、修正:2010.12.24.
▲木村充揮 Vo. Gt.
▲内田勘太郎 Gt.
▲花岡献治 Bass
▲島田和夫 Drums
最初に聴いたのはどっちが先だったのか?
「大阪ビッグ・リバー・ブルース」がTVで流れていたのが先なのか、兄の部屋のステレオから「ベスト・オブ・憂歌団ライヴ」が聴こえてきたのが先なのか・・・。どっちにしても高校3年のときだったと思う。それまで「憂歌団」の名前は知ってたものの、なかなかその扉を自分では開けることができなかったのだが、そんなときにTVから流れてきたのが「大阪ビッグ・リバー・ブルース」だった。
いま思うと憂歌団の歌う「大阪ビッグ・リバー・ブルース」は、ブルースという音楽にあまり興味のない人に対して、憂歌団ならではのわかりやすさ、というか親しみやすさと言ったほうがよりピッタリくるだろうか。この曲は「Blues」というものをかなり噛み砕いて「ブルース」の扉を開けやすくしてくれたようにオレは思う。「ぅぉおおさかぁー!」という木村さんの歌い方を当時は真似したりしたものだが、自分がVo.を目指さなくて本当に良かったと思っている。
ベスト・オブ・憂歌団ライヴ-
同時期に兄の部屋から聴こえてきたこのアルバム「ベスト・オブ・憂歌団ライヴ」は、自分では何もブルースのことなどわかってはいなかったが、それでも、それまで聴いてきたバンドやシンガーとは明らかに違うものがあるのはわかっていた。当時のお気に入りはA面ラストの「ザ・エン歌」。もちろん今でも大好きな曲なんだが、いま思うとブルースなのにエン歌とは、、、。
ん?!
なんだ?この違和感は?
と同時にこの違和感のなさは?
日本人のブルースは演歌だ!なんてことは思ったこともないし、これからも思うことはないと思うけれど、憂歌団が演奏して歌うこの曲「ザ・エン歌」は、「もしかしてそうなのかなぁ、、、」と思ってしまうほどの説得力がある。それもこれも憂歌団というバンドならではの説得力だろう。
そういえば「ブルース」を「憂歌」と置き換えたのは、ギターの内田勘太郎さんらしい。その素晴らしいセンスにすべてがあるように思う。そんなこともあって、オレの中で「日本のブルースバンド=憂歌団」なのはこれからも、この先もずーっと変わらない。
関係ないんだが「憂」に「人」が寄り添うと、「優」しいって漢字になるのね。
うーん、なんかわかるような、わからんような、、、。でも「なにか」がそこにある、この感じ。
これもブルース。
-憂歌団-
1975年にリリースされた憂歌団のファーストアルバム。何がすごいって、いま聴いても演奏力、歌唱力がハンパないのが本当によくわかる!!!「嫌んなった」「シカゴ・バウンド」「ドツボ節」「おそうじオバチャン」などなど、名曲だらけの超超超名盤だ!!!
初掲載:2008.02.01.
加筆、修正:2010.12.10.
Lowell George - Gt. Vo.
Richard Hayward - Drums
Paul Barrere - Gt. Vo.
Sam Clayton - Congas
Kenny Gradney - Bass
Bill Payne - Keyboads
現在のメンバー
Paul Barrere
Sam Clayton
Kenny Gradney
Bill Payne
Fred Tackett - Gt.
Gabe Ford - Drums
初めて聴いたのは、おそらく18か19才の頃だったと思う。アメリカン・ロックが好きな友人にCSN&YやRy Cooderなど教えてもらったときに、Little Featの「Sailin'Shoes」も録音してもらったのだが、、、まぁ、、、全然と言っていいほど好きにはなれなかった。いや、このアルバムに収録されている「Willin'(名曲だぁ!)」は大好きだったのでそれ以外の曲はまったくピンとはこなかった。
それから、月日が経ち、年月が過ぎて、New Orleansの音楽など自分なりに探して聴くようになったとき、目の前に出てきたのがLittle Featだった。
-Sailin’ Shoes-
1972年リリースの2ndアルバム。独特なイラストは「Neon Park(本名 Martin'Muller)」なるアメリカのイラストレーターによるもの。以降Little Featのアルバムカヴァーは彼のイラストだ。ファーストアルバムにも収録されていた名曲「Willin'」をリテイク。最初に聴いたのがこのアルバムのテイクだったのもあり、オレは断然こちらの「Willin'」のほうが好きだ。「Teenage Nervous Breakdown」のドラムにはまったくもってシビレるぜぇぇぇえええ!
-Dixie Chicken-
おそらくLittle Featの中で1枚選ぶとしたら、このアルバムを選ぶ人が多いと思われるそんな大名盤がこれだ!上記の「Sailin'Shoes」に続いて、翌年1973年にリリース。タイトル曲「Dixie Chicken」はオレの課題曲の一つ。他にも「Two Trains」、「Fat Man In The Bathtub」など名曲多数。Little Featを初めて聴くという人には自信を持って勧める1枚!
-Waiting For Columbus-
Blues、New Orleans Music、Tex Mex、Jazz、Rock and Roll、などなどあらゆる音楽を噛み砕いて、詰め込まれたものが「Little Feat」なんだと、ここ最近思うようになった。是非とも聴いて見て欲しい。
2010.12.01.
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